これまで世間の皆様から世の中の労働組合に対する印象は、決して良いものではありませんでした。
この原因は、千歳会労働組合が赤旗を使って訴求している内容を見ると明らかになります。
これまでの有料の労働組合の主張を見てみると、
自分が勤めている会社をブラック企業と言っているくせに、いつまでも辞めずにいる人が多いわけです。
こういう人は、ブラック企業にしか勤めることができない低レベルの人材だと自覚すべきだという意見が世の中の大半なのです。
この大半に理解してもらえるようにならなければ、いつまで経っても世の中から根本的な不満は消えません。
本人がそんなに嫌だったら、労働組合に加入して忌憚のない意見を主張して、それでも会社が自分の言うように改善してくれなければ、すぐに辞める自由はあるわけです。
そして、このような状況で、辞めた場合には、その人に適した職場をつなげるくらいの許容も労働組合には求められています。
有料の労働組合は労働者の福祉の向上に寄与するために、高い組合費をもらっているからです。
有料の労働組合は、世の中には、仕事がないと言いますが、そんなことはありません。
多くの会社は採用費に莫大なお金を投下し、人材難、採用難で人手不足です。
こんな状況でも、どこにも入れないというのは他の会社から見ても、欲しくない人材であり、無能な人材ということになります。
このように会社に不満はあるけど、実際にやりたい仕事がないという贅沢を言える立場ではない方がいた場合、そのミスマッチに目を背けず、どこでも働けるスキルを身につけてもらうサポートをしていくのもこれからの労働組合に求められる役割です。
是非、このような視点で、千歳会労働組合の主張を見てみてください。いつまで経っても何の要求も通らない理由が見て取れると思います。